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少しの水の侵入も大きな被害に!

水の侵入を防ぎ長持ちする家へ

防水工事は家を水から守る大事な工事です。

少しでも家の中に水が入ってしまうとそこから腐食やサビが発生し、

建物の強度も弱まってしまいます。

適切なメンテナンスでしっかり対策することが重要です。

防水工事のメリットを大きく分けて3つあります。

・家の劣化を防ぐ

漏水により、建物は劣化し、耐久性が低下しますが、防水工事により強度を維持し、劣化を防ぐことができます。

・家の寿命が長くなる

定期的なメンテナンスを行い、必要な時期に適切な防水工事を行えば家の寿命を長持ちすることができます。
・健康被害を防ぐ

雨漏りにより腐食した家はカビが発生し、喘息などの健康被害につながります。防水工事で健康な家を保つことができます。
 
防水工事
 

防水工事の種類と施工方法

防水工事の主なものとして、ウレタン防水とFRP防水、塩ビシート防水、ゴムシート防水、アスファルト防水という種類が挙げられます。
 
ウレタン防水

ウレタン防水とは、ポリイソシアネートが主成分の主剤に、ポリオールなどの硬化剤を攪拌した液体状の防水材を塗布する工法です。ウレタン防水は、陸屋根や屋上、バルコニーといった場所で用いられています。

ウレタン防水は不定形な液体状の防水材のため、下地が複雑な形状であっても馴染みやすいことや、継ぎ目のない防水膜を形成できることがメリットです。別の素材による防水層があっても、上から施工することが可能です。改修工事の際には工期が短いうえに、廃材が出ないため、産廃処理費用の面や環境にやさしいといったメリットもあります。

ウレタン防水の耐用年数は、一般的にメーカー保証は工法によって5年あるいは10年です。しかし、実際のところでは12年程度の耐用年数があります。

 

FRP防水

FRPとは、繊維強化プラスチックともいいます。FRP防水とは、繊維のガラスマットを敷いて、液体状のポリエステル樹脂を塗布して硬化させる工法です。FRP防水は、熱や紫外線、薬品に強く、重歩行や車両歩行にも耐えられるほど、耐久性が高いことや、工事期間が1~2日と短いことがメリットです。FRP防水は、マンションやビルの陸屋根や屋上、バルコニーのほか、工場や木造一戸建ての屋上にも用いられています。ただし、材料費が高価なことから、使用されるケースは限られる面もあります。FRP防水の耐久年数は10年~12年程度です。

 

塩ビシート防水

塩ビシート防水は、塩化ビニル樹脂でできたシートを下地に貼る工法です。ジョイント部分は、シートを熱風で溶かすことで接合していきます。複雑な形状の場所でも施工することが可能です。塩ビシート防水は、主にマンションの共用廊下や障害物の少ない建物の屋上などで用いられています。既存の下地を撤去する必要がないことから、改修工事でも用いられている工法です。

塩ビシート防水は、シートを貼っていくというシンプルな工法であり、シートが柔らかくて曲げやすいことからも、施工性がよいことがメリットに挙げられます。また、色や柄のバリエーションが豊富な商品もあるなど、意匠性が高いことも特徴です。また、工期が短いことやコストが安いことも塩ビシート防水のメリットです。一方で、下地が平らでなければしっかりと接着できない、経年劣化によって接合部分が剥離してしまうことがあるといったデメリットがあります。塩ビシート防水の耐用年数は10~15年程度です。

 

ゴムシート防水

ゴムシート防水は、合成ゴムのシートを下地に貼る工法です。シートのジョイント部分は、接着剤や粘着テープで接合するため、溶融一体化はしません。ゴムシート防水は、昨今ではあまり使用されていない工法です。

ゴムシート防水は素材が合成ゴムのため、伸縮性に優れていることから、施工性が高く、下地の亀裂に追随しやすいことがメリットです。ただし、下地が平らでなければしっかりと接着することが難しく、複雑な形状の場所には向かないといったデメリットがあります。また、耐用年数は12~15年程度と長めですが、紫外線によって経年劣化が起きやすく、シートが薄いため衝撃に弱いというデメリットがあります。接合部分を貼り合わせる接着年数の耐用年数にも影響を受けます。

 

アスファルト防水

アスファルト防水は、アスファルトを含ませてコーティングした合成繊維不織布のルーフィングを重ねて貼っていく工法です。アスファルト防水は古くから用いられている工法で、主にビルの屋上などで使われています。

アスファルト防水には、熱工法とトーチ工法、常温工法という施工方法があります。熱工法は釜で溶かしたアスファルトによって、2~4枚重ねたルーフィングを溶着していく工法です。トーチ工法は、バーナーであぶってルーフィングを溶着していく工法です。熱工法は釜でアスファルトを高温で融解させる際に、危険性が高く、周囲への臭いの問題も起こっていました。トーチ工法は熱や煙が発生しないことから、安全性の面の問題が軽減され、臭いの問題も起こりにくいことから、積極的に採用されています。常温工法は自着工法とも呼ばれ、火を用いない工法で、ルーフィングの裏面のゴムアスファルトの粘着剤で貼っていきます。熱や煙が出ないため、環境にやさしく、作業性がよいのが特徴です。

アスファルト防水は防水層が厚く、防水性能を確保しやすいことがメリットです。耐用年数が20年程度と長いことも特徴です。ただし、歩行するためには保護モルタルを塗る必要があることや価格が高いことがデメリットとして挙げられます。また、アスファルト防水は重くなるため、木造建築物には向いていません。

 

工事の流れ

下地補修

コンクリートなどの下地のひび割れや欠けをカチオン系モルタルなどで補修します。また、傷んだシーシーリングを打ち直します。

プライマー

密着性を高めるため、プライマーを下塗りします。

通気マット貼りと脱気筒の取り付け

通気マットをボンドで貼っていきます。また、脱気筒を取り付けて、下地からの湿気を逃がします。

ウレタン主剤の塗布

ウレタン主剤の塗布を2回行い、防水層を形成します。

トップコートの塗布

トップコートを塗布することでウレタン主剤を保護します。

 

 

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