冷媒ガスの種類と効果
冷媒ガスとは!?
冷媒ガスとは、熱を移動させるために用いられるガスのことです。エアコンの中で、室内機と室外機の間を冷媒配管を伝ってぐるぐる回っており、冷房時には部屋の熱を外に、暖房時には外の熱を部屋の中に移動させています。
冷媒ガスとして良く使用されているのはフロンガスです。フロン類は炭素および水素、フッ素などのハロゲンを含む化合物で、1930年代から使用されていましたが、オゾン層破壊の原因になるため、20世紀後半から特定物質の生産を中止する様々な規制が設けられています。
冷媒ガスの種類
冷媒ガスを種類別に分けると大きく3つに分けられます。
①CFC
R12、R502などのガスで様々なものに使用されていましたがオゾン層破壊の影響が強く生産中止になりました。
②HCFC
R22というガスでパッケージやルームエアコンに用いられますが、オゾン層への影響は少ないですが、2020年には全廃しました。
③HFC
R410、R32、R404A、R407C、R507A、R134Aなどが代表的なガスになります。
用途によってガスの使い分けにはなるのですが、これらはオゾン層破壊にさほど影響がなく、地球温暖化への影響が少ないと言えます。
まとめ
冷媒ガスによる地球温暖化が問題視されており、昔のガスなんかは特にオゾン層破壊に繋がるガスが多いため、フロンガスを放出させたりすることで法律で罰せられることにもなります。
こういったことを踏まえベテランの業者の方に頼まれることをおすすめします。
前の記事へ
« エアコンの仕組み次の記事へ
部屋に合うエアコンの選び方 »