フッ素塗料の特徴と効果
フッ素樹脂塗料の特徴
フッ素樹脂塗料は施工後20年経っても90%の光沢が保持されているという。 その効能として、はっ水性能や耐候性能をよりいっそう高め、洗車の際のブラシや砂塵などで生じやすいヘアスクラッチや薬品や日光等によるシミの発生を防ぐなどが挙げられる。
他の塗料と比べると高価な塗料ではあるが、耐久性・意匠性などの面から、長期的に考えれば経済的な塗料といわれている。
フッ素塗料の特徴は次にあげられます。
メリット
・フッ素塗料は、蛍石を原料としたフッ素を配合した塗料になります。
・「非粘着性(汚れを弾く)」「耐薬品性(酸性雨に強い)」「低摩擦性(汚れが滑り落ちやすい)」「耐候性(紫外線に強い)」という特徴がある。
・フッ素塗料の樹脂は、炭素とフッ素の結合が非常に強固なので、紫外線で破壊を受けにくい。
・耐久年数は約15年~20年弱、スタンダードなシリコン塗料で10年程度です。
デメリット
・シリコン塗料の1.5倍値段がする
・再塗装が難しい
・ヒビが入ることがある
・艶消しがない
値段は少し高いですがトータルコストパフォーマンスは高いと言われています。
まとめ
住宅外装用塗料の中では比較的耐用年数が長く、親水性や防汚性能も優れていて美観が長く保てます。
その性能から大型の建造物や航空機などに使われていますが、高価なので一般住宅ではあまり採用されていません。
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