外壁サイディングの種類を紹介
サイディングの種類
サイディングとは外壁素材の一種であり、セメント質と繊維質を主な原料とした外装材で壁に貼って利用します。
サイディングはサイディングボードともいわれ、板状になっています。
また、比較的低価格でデザインが豊富ということもあり、人気があります。
以前までは、モルタルが主流でしたが、現在は国内の外壁材のシェアの80%以上をサイディング材が占めており、古くなったモルタル壁からサイディング材に張り替えるリフォーム事例も多く見られます。
外壁サイディングの種類と特徴
サイディングは大きく分けて4種類ありデザインなども豊富な分お値段も変わります。
サイディングの耐用年数はおよそ7〜8年と言われております。
サイディングの基材は吸水性があり、防水機能は塗膜によって補っています。従って、塗膜の劣化を放置すると雨などの影響により建物の構造に大きな影響を与えることがあります。
そのため7〜8年を目安に塗装等の修繕が必要です。サイディングの症状の具体例としては以下の通りです。
- シーリングの劣化
- サイディングボードの反り
- チョーキング(触ると白い粉がつく状態。これは防水効果が切れたサイン)
- ヒビ割れや剥がれ
こういった症状が出たらプロの方に見てもらい対処をすることをオススメします。
サイディング別に特徴を分けました
このように表せれます。
次にサイディング別にご説明します。
窯業系サイディング
窯業系は住宅外装シェアの70%を占めています。上の表を見ていただければわかると思うのですが、様々なサイディングの中でもバランスの取れたサイディングになっております。
デザインの種類も豊富ですので、受託向けではあると思います。
木質系サイディング
天然木などに塗装を施したもので、表面を炭化処理したものが多く使われています。天然木を使用していることからも、耐火性や汚れにくさが他より劣っています。また、メンテナンスをこまめに行わないといけないことがデメリットです。
樹脂系サイディング
シーリングを使わないで施工できるため、劣化しにくいのが特徴です。とても軽量ですので、重ね張りに最適な外壁材になります。
弾力性があり衝撃に強い、仮に破産してもその部分のみの張り替えも出来る。
金属系サイディング
窯業系サイディングの次に使われているのが、金属系サイディングです。 断熱性だけでなく、防音性も高いのが特徴です。
金属系のサイディングには3種類あります。
スチール系
焼付塗装で、厚手のものほど耐久性があります。特に、風の強い地域での需要が高く、デザイン性にもこだわることが出来ます。また、一般に7~10年くらいで塗装が粉化し、それを放置すると錆び始めます。時期をみて塗替える必要があります。
アルミ系
軽量で柔らかい素材なので施工しやすいメリットがあります。また、錆びにくいことや外見がスッキリまとまるといった特徴もあります。
ステンレス
高価であるため金属系サイディングの中では一般的ではありません。しかし、耐久性、耐候性の面からは高レベルの素材に位置付けられています。
まとめ
住宅の外壁材として主流のサイディングは他の素材と比べて費用が安く、工期が短いことや耐久性に優れていることが特徴として挙げられます。
また、サイディングには4つの種類があり、その中でも性能的にもデザイン的にも優れた窯業系が最も主流になっています。
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