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コンクリート壁の劣化症状はどんなの?

コンクリート壁について

お客様のお家の外壁がコンクリートでできている方は、丈夫な作りになっているからメンテナンスをしなくていいと思っている方もいるかもしれません。

汚れやヒビ割れなどすると見栄えも良くなく雰囲気を壊してしまうかもしれません。

ひび割れをするとどうなるのか?

ヒビ割れの症状は、中性化と呼ばれるもので、アルカリ性であるコンクリートが雨や紫外線に晒されることにより、コンクリートの内部のカルシウム化合物が待機中の二酸化炭素と反応して徐々にアルカリ性を失うことになります。

中性化が進行するとコンクリート内部の鉄筋が錆びて膨張し、コンクリートがヒビ割れなどを起こします。

このヒビ割れしたところから雨水などが入り、建物の劣化を促進させてしまうこともあります。

ですのでコンクリートの劣化症状が見られたら早めに対処すべきだと言えます。

 

↓YouTubeで中性化を解説

コンクリート中性化 – YouTube

 

なぜ中性化がなるのか?

それは外壁の塗膜が剥がれ落ちてしまい経年劣化によるものだと言えます。

本来コンクリート壁など建物を建てた際は外壁塗装も行なっており、数年間は大丈夫だと言えます。

ですが、長年の紫外線や雨水にうたれることで塗膜が落ち、コンクリート内部に水などが侵入し中性化が起きます。

中性化が起きている症状

劣化症状

これらの症状が起きている場合は、補修工事業者に依頼することをおすすめします。

 

中性化の補修方法

①表面を塗装をする

表面を塗装をすることで、中性化を遮断することができるため初期症状が起きる前や中性化が進行してない場合などは外壁塗装をすることがオススメになります。

外壁塗装は、下塗り、中塗り、上塗りと3回行うので密着性も高く塗膜が落ちにくいので塗料にもよりますが、10年以上は耐久性が上がると言えます。

 

②ひび割れ補修方

補修作業

コンクリートにひび割れなどしている場合、そのひび割れから雨水などが入り、劣化に繋がりますので、そのひび割れにセメント系の材料を注入する工法です。

こうすることにより、鉄筋の腐食を抑制することができます。

 

③コンクリートの断面を修復

断面補修

鉄筋位置にまで中性化が進行し、腐食が始まってる場合はには中性化が進んでいるのでアルカリ性に戻す工法があります。

アルカリ性に戻す工法を用いられる方法として、断面修復工法が用いられます。

断面修復工法は、コンクリート表面をに浮きが生じたり、剥がれ落ちたり、鉄筋が露出している部分をセメントなどで修復する事です。

 

④コンクリートに電流を流してアルカリ性にする

中性化したコンクリートのアルカリ性を回復させることを目的とした工法です。

表面にアルカリ性溶液と電極を仮設し、電流を2週間程度通電させることにより、アルカリ性溶液を電気浸透させる工事です。

 

まとめ

コンクリートの中性化は放置し進行すると鉄筋が腐食し、建物の耐久性が落ちるため危険性が高まります。建物を長く使い続けるためにも、定期的な建物のチェックや細かい補修工事を行うようにしましょう。

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