モルタル壁の劣化症状はどんなの?
モルタルとは?
モルタルとは、水とセメントと砂を混ぜたもので、昔は戸建住宅によく使われていたのですが、最近ではサイディング材による施工が増えてきております。ですが、まだまだモルタル壁の住宅はたくさんあります。
モルタルは砂と水でできているため、乾燥して縮んでヒビ割れが起こります。
弾性のある塗料で補修する事でひび割れの抑制できます。
モルタルの劣化症状は次にあげられます。
・色あせ
紫外線や雨水で色あせをし、劣化症状の初期症状と言えるでしょう。
そのまま放置しておくと次の劣化症状が起きますので、この段階で対策をとることをオススメします。
・チョーキング
次に起きやすい現象は、チョーキングです。
モルタルを触ると白い粉のようなものが付きます。
黒板に文字を書くときのチョークみたいなのが劣化の症状になります。
・カビや苔が発生
日当たりが悪い箇所の外壁はカビや苔が発生しやすいです。
見た目も悪くモルタル壁そのものを劣化させるので対策が必要になります。
・ひび割れ(クラック)
ひび割れは劣化症状の中でも重大な劣化症状になります。
ひび割れは微細な箇所も多いため、何箇所もなっている事があります。
ひび割れを起こしていると、雨水などが入ってくるなどし、外壁に大きなダメージを負うことになり修繕を余儀なくされることになるかもしれません。
モルタル壁は、ひび割れしやすい特徴もありますので注意して見ておかないといけません。
・欠損、剥がれ
剥がれは塗膜が落ちている症状で、欠損は一部が欠けている状態になります。
欠損になってくると最終段階に陥っていると考えても良いかと思います。
一部が欠損しているならまだいいですが、全体が欠損している場合は、修繕費用が莫大にかかってきます。
メンテナンス方法
外壁塗装
チョーキングの症状が出始めている場合は、外壁塗装を検討されるのがいいでしょう。
カビや苔が発生している場合は、柔らかいブラシなどで擦って落としましょう!
モルタル壁の寿命は約10年と言われておりますが環境によって劣化が早まることもありますので劣化症状に合わせて外壁塗装をすることをオススメします。
・ひび割れ
0.3㎜程度でしたら外壁塗装で大丈夫ですが、それ以上を超えてくるとコーキングなどを用いて埋めていきます。
・剥がれ、欠損
剥がれの場合その部分の塗膜を剥がし新しいモルタルで埋めます。
古い塗膜をしっかり除去を行わないと、新しい塗膜を張っても古い塗膜が剥がれたときに一緒に剥がれてしまいます。
欠損
欠損が広範囲に起こっている場合や下地材が腐食している場合は、モルタル壁を捲って下地材を交換しなければなりません。
まとめ
外壁の劣化症状としてチョーキングが出てきた場合、早めに外壁塗装を行うことで住宅の持ちが変わりますので、早めの対応をすることをオススメします。
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