クリヤー塗装の注意点
クリヤー塗料について
前回クリヤー塗料についてお話をしましたが、今回はクリヤー塗装をする前の注意点と知っておくべきことを紹介します。
その前にクリヤー塗料とは何かをおさらいします。
クリヤー塗料は、下地がしっかり見えるように色がついていない塗料で外壁素材を活かしながら外壁の寿命を伸ばすものになっております。
クリヤー塗装ができない場合とオススメしない
できない場合。
・光触媒や無機・フッ素を塗ってあるサイディング材には塗装ができない。
光触媒や無機・フッ素塗料などは元々から劣化がしにくい特徴があり、理由としては、特殊なコーティングがされております。その上に重ねて塗った場合、早々と塗料が剥がれてしまいます。
オススメしない外壁
・チョーキング現象の外壁
・コーキングの所には施工できない
・ひび割れの所には施工できない
チョーキング現象など汚れている外壁にはオススメをしない。
汚れたり傷んだりチョーキング現象が起きている外壁にクリヤー塗料を塗ってしまうと、汚れている部分などがボヤけたりしてしまうためオススメしません。
また、コーキングされている所には塗ることはできません。
コーキングに塗ると塗膜が汚染されたり、剥離したりする原因にもなります。
ヒビ割れの補修した後に塗装を行うことで補修跡を見えなくしたりすることができますが、クリア塗装の場合補修した後がそのまま残ったりする為、オススメしません。
もし塗装をする場合は、一度外壁の色に塗った後にクリヤー塗装をしましょう。
まとめ
現在の外壁のデザインがお気に入りの場合は、クリヤー塗装を行うことで長持ちさせることにはなりますが、劣化した状態でクリヤー塗装を行うと汚れや傷んでいる所がボヤけたりして目立つことになりますので注意が必要です。
また、外壁の素材によっては塗っても意味がない場合がありますので、ご注意が必要になってきます。
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