外壁洗浄する上で注意する点とは?
新築で建てて数年後に外壁の汚れが目立ち始め悩まれる方も多いと思います。
どのようにして洗浄していいかわからない方も多くおられると思います。
外壁の汚れを放置しておくとお家の劣化を早めてしまう恐れがありますので注意が必要です。
外壁の汚れを放置するとどうなる?
外壁の汚れを落とさないとお家を綺麗に保てないだけでなく、建物の劣化を早める原因にもなります。
外壁が汚れる原因は?
外壁は常に外気にあたっていることから汚れやすいと言えます。
目に見えない埃が積み重なって汚れたように見えたりします。
外壁のどんな汚れがあるかを紹介
・都市型汚れ
都市型汚れとは、窓ガラスの固定などに使用されるシーリング材から溶け出した油が雨水などで流れて外壁に付いてしまいます。
さらにその上に塵や埃が付いて発生する汚れのことです。この都市型汚れは油性の汚れのためなかなか落ちにくいです。
特に窓や排気口などの開口部の周りの黒ずんだ汚れは、この都市型汚れとも言えます。
雨だれなどの汚れ
近年では外壁材や外壁塗料などの性能・耐久性が上がりました。
水などを弾くような塗料などがあり汚れなども流れると思われていますが、それでも汚れがついてしまいます。
その理由は、疎水性の汚れは同じ疎水性の物質に吸着しようとする性質があるからです
疎水性とは、水に溶解しにくく、水に混ざりにくくするものになります。車のボディなんかに水が弾いたりするのがイメージにつきやすいかと思います。
ですが、雨水についた汚れや油分汚れを吸着しやすい状態とも言えます。
苔やカビによる汚れ
苔やカビは養分のある外壁に胞子がついて繁殖します。日当たりが悪く、湿気の起きやすい外壁に起きます。
塗料の寿命がなくなると汚れやすくなる
外壁塗料は、塗膜を作ることで外壁に汚れなどがつきにくくなるのですが長年の経年劣化などで塗膜などがなくなり汚れが付着したりします。
近年では、塗料の進化で15年以上持つものや短いもので3年ほどで劣化し始める塗料など様々な塗料があります。汚れなどが付きにくい塗料などもありますので、白ベースのカラーを選びたい方はそう言った機能があるのもすることをオススメします。
汚れた状態で放置するとどうなる?
汚れた状態で放置すると汚れが固着してしまい、汚れが落としにくくなります。
掃除の時に固着していたら落としにくくなり大変になります。
外壁の掃除するタイミングと注意点
テイディングやモルタルなどは水洗いになります。タイミングは、汚れていると思った時にするくらいでいいかと思います。それ以降は年に1.2回点検しながらするくらいで綺麗に保てるかと思います。
掃除の注意点
注意点としては、ブラシなどを強く擦ると塗膜が剥がれてしまう恐れがありますので柔らかいブラシかモップで行いましょう。
また、研磨剤などの薬剤などを使うと傷をつけてしまうため注意が必要です。
水洗いの注意点
水をかけるときは開口部などから水が室内に入らないように気をつけましょう。
また、近隣の家に水の飛散など気をつけましょう。
身の危険について
基本的に風がない快晴の日に行いましょう。
2階なんかは特に危ないので気をつけて行いましょう。
劣化症状があるときは外壁塗装を検討をオススメ
外壁の劣化症状は様々ありますが、築7年以降、前回の外壁塗装から10年を経過したら検討することをオススメします。
劣化症状としては、
・チョーキング現象が起きているとき
・塗料の剥がれ
・外壁のひび割れ
・苔やカビが生えている
・コーキングが割れている
・変色している
これらの症状が出た場合は、劣化していることが言えますので注意が必要です。
まとめ
外壁の汚れが目立つようになってきたら掃除することで綺麗になるかと思いますが、汚れを放置すると固着してしまい汚れが落ちにくくなります。
汚れが落ちないからと言ってブラシなどで強く掃除を行うと塗膜を剥がしてしまう恐れがありますので注意が必要です。
また、劣化症状などが見られる場合は塗装業者の方にご相談する事をオススメします。
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